【完結】君が教えてくれたコト



「先生っ…高野さんは大丈夫なんですかぁ?」


望月先生は何故か俺の腕に抱き着きながら保健の先生に聞いた。


「軽い捻挫ですね…腫れもあまりないし、痛みが酷くなったらまた来てみてください」

「よかったぁ〜…高野さんに何かあったら先生どうしようかと思っちゃったぁ…」

「高野、立てる?」

「だから!…もうほっといてよ」


高野の機嫌がさっきより増して悪くなってる気がする…。


「穂高君〜…女の子はねぇ〜こういう時はそっとしてあげた方がいいよぉ」


そういうもんか…同性にしかわからない女の子の気持ちもあるだろう。

高野に嫌われたくないし…。


「…じゃあ、高野。痛みが引いたらまた班に戻って来なよ!俺、待ってるから」


俺は先生の言う通りその場を離れた。


「穂高君っ…本当にかっこ良かったぁ」

「そりゃどうも」


望月先生…そろそろ諦めてくれないかな…。

あの後何も言って来ないから何とも言えない。

何か言ってもこの先生の事だから泣いて話聞いてくれなさそうだしな。