足首を曲げると高野は反応する。
「足首捻った?腫れてないけど湿布しておこう」
天井のように流石に救急箱は持ってないけど湿布とか絆創膏くらいは持っている。
湿布の上から包帯を巻く。
「本当はテーピングがあれば良かったんだけど…」
「別に…大したことないし」
「またそうやって…そんなに強がる事ないだろ?」
靴下と靴を履かせて、リュックを前にしょって高野の前にしゃがんだ。
「何?」
「キャンプ場までおぶるから」
「は!?そんなのいらないし!」
「じゃあ、キャンプ場までお姫様抱っこしようか?」
「…」
高野は俺の背中に乗ってくれた。
「…なんで私が穂高に言いくるめられなきゃいけないの…悔しい…」
「まぁ、怪我した時くらい人の世話になりなって」
俺…やれば出来るじゃん。
高野が怪我をしたって思ったら必死になってしまった。
キャンプ場に到着して、保健の先生の所に連れていく。
「穂高君カッコイイぃ〜…怪我した高野さんをここまで背負ってくるなんてぇ〜」
保健の先生の所に連れていくのに何故か望月先生まで着いてくる。
「…ただ望月にカッコイイ所見せたかっただけだったりして」
高野は俺の背中でポツリと言った。
「違う!そんなんじゃないから!」
「…別に私には関係ないけど」
せっかく良い雰囲気だと思ったけど微妙な雰囲気になってしまった。



