「それではぁ〜、来週までに一緒に行動する班決めてねぇ」


望月先生は最後に俺に向かってウィンクをする。


あの告白以来なんだか大胆になってる気がする…。


それは置いといて…何の班を決めるかというと、今年は夏休み中に夏休みなのに全員参加のキャンプがあり、それの班決めだ。


「穂高、夢の高野様にお近づきになれるかもな?」

「何で?」

「俺が一肌脱いであげよう」


そう言って向かった先は天井の席。

天井と高野が二人で話していた。

そういえばこの二人仲が良いみたいでいつも一緒にいる!


「ちよ子、お前キャンプの班俺と一緒な?」

「え!?弘貴と!?」


弘貴が強引にそう言うと天井は一瞬喜んだ顔を見せた。

天井ってすぐに顔にでるよな…。


「あ…何で弘貴が勝手に決めるの!」

「ちよ子の保護者だから」

「むぅー…結花ちゃん、弘貴と一緒でも良い?」


天井は高野に確認を取った。


「…別にいいよ」

「本当!?弘貴、良いって!」


天井はかなり喜んでいた。


「あと、穂高もいるから!俺達四人で決定な」

「穂高君かぁ!穂高君がいれば班もちゃんとまとまりそうだね」


まさか…こんなチャンスが来るなんて。