「あ…こういう時って腕枕とかした方がいいんだっけ?」

「腕疲れちゃうからいいよ…」

「いや、高野が嫌じゃなかったらやりたい」

「…嫌じゃないよ」


俺は張り切って高野に腕枕をする。

少し抱えるとすっぽり俺の腕の中に収まる。


「腕枕なんて初めてしてもらった」

「本当?よっしゃ…これは俺が初かぁ…嬉しいな」


高野と初めて繋がって、今までよりも高野が近くに感じた。