そんな顔されたところで、




「………」




「………」




あたしに言える返事は、




「うん。どっちでも良い」




これしかない。




昼の放課の廊下は生徒が一番通る時間帯。




そんな中、廊下の隅で立ち尽くしてる二人。




そんなあたし達を、行く行く生徒たちは不思議そうな眼で見てくる。




優輝とは丁度、去年の今頃付き合いだした。