その時。 ドンッ! 角を曲がった瞬間、何かにぶつかってその場に尻持ちをついた。 …何このベタな展開。 とか思いながら顔を上げるとそこには―――…… 「ごめんね、大丈夫?」 これまたベタなセリフを吐いた男が一人、両膝を曲げてかがんだ姿勢であたしに手を差し伸べてる。 「………」 あたしは差し出されてる手を見つめる。