あたしは止めてた足を昇降口へと向かわせる。 「え、そうなの?」 「うん。振られかけたって言うか……無理やり?」 「無理やり?」 「そ。無理やり」 「………」 「………」 「…どゆ事?」 歩いてるあたしの右隣でキョトンとしてる鈴奈に、 「分からなくていいよ」 そう言って靴箱からローファーを取り出す。