――――ピッピッピッ

機械音が響く。
そっと目を開ける。

優「陸さんっ、……ああ、よかった」

目の前には涙をいっぱいに溜めた優子チャンがいた。

「あれぐらいで死なねえよ」

ニカッ、と笑う。

「あ、目が覚めたんですね」

お医者さんが入ってきた。

長ったらしく話を聞いていると。
まぁ退院!!

わーいわーい。

包帯を頭に巻いてる姿は滑稽だった。



学校に行くと。

ア「お前、その頭……!」

思いっきり指さしてくる。


「ん?……ああ、鉄パイプで殴られた」

ハハッと笑う。
笑いごとじゃねえけどさ。

「まあ痛くなったら保健室行くから。そこらへんよろしく」

そういって席につく。