―――一時間前


「ねえねえ」

お母さんに声かけられる。

「ん、何」

携帯に目をやり、耳で聞く。



「これから男子校にいってもらうから」


……へ?って、え―――――――――!?
なんで、なんでっ!!


「やだっ」


あたしがそう叫ぶ。
するとゆっくり振り返る。



「いくわよね★」

黒い笑み+殺気が……!!
おそるべし……。


「ハイハイ、いきますよー」

ぶぅ、と口を尖らせる。