……ゾワッ

寒気がする。
いやな予感。

後ろを恐る恐る振り向く。

そこには違う族のやつら。


「純、後ろ誰かいるわ」

ミラーを見、後ろを確認。
チッ、と舌打ちをする。


純「柚だ。オレ1人で十分」

バイクを止め、立ち上がる。

「手伝おうか?」

冗談まじりに聞く。
YesかNoか……。


純「いや、大丈夫」

ふーん。
じゃ見せてもらおうか。
愛騎総長の力を……。


ポキ、と骨をならす。
相手は10人。
これなら余裕だな。