「じゃ。そろそろ帰るわ」

スッと席を立つ。

純「……送る」

っは?!


「女じゃあるまいし、遠慮しとく」

……女だけど。


純「バイクのほうが速えだろ?
後ろに乗っけてやる」

んー……、どうしよっかな。
でも乗りたいなぁ……。


「ん……、そうさせてもらう」

いわれんのもめんどっちぃし。
満足そうに頷いて、グイッと引っ張られた。

純「乗れ」

純の後ろに座り、腕を回す。
胸あたってたりするかな?


―――ブォン

スピードを出して、あたしを楽しませようとしてるんだと思う。