神「陸、話があるんだ。……来て?」
来て、って言ったって、手錠繋がってるんですけど。
とりまあたしは素直に後ろをついていく。
下っ端が紅茶を並べ、あたしたちは周りにある椅子に座った。
燐「陸は何で屋上から飛び降りてヘーキだったの?」
やっぱそれか。
いいわけどうしよう。
「そりゃ鍛えてるからね」
なんとか誤魔化す。
「じゃあ次はこっちからね」
フッ、と鼻で笑う。
「アンタらって”愛騎”なんだろ?」
バレたか、といわんばかりに俯く。
「何で言わなかった?」
あたしは無表情でいう。
みんな何もいえなくて黙り込む。
「黙ってないでなんか言えよ。
……いっとくがNo.2って聞いたって、何も怖くねえ」


