でも、それってまさかのまさかですけど…。 「デートすんぞ」 「~~っ!」 やっぱりデートなんですね。 楓くんの口からサラっと出た 『デート』 の三文字。 小説でしか見たことがない言葉に顔がほんのり赤く染まる。 そんな私の気持ちなんか知らない楓くんは意地悪な口許を緩ませ、続けて言った。 「行きたい場所決めとけよ」 「…はぃ」 明日から楽しい(?)夏休みの始まりです。 *ドキドキ★デートのお誘い*