仲直りをしてから一週間が経過しました。
季節は夏真っ只中です!
*★*
「愛生〜」
「どうしたんですか、美奈子ちゃん」
「夏休み予定入ってる?」
SHR終わり。
クーラーの利いた涼しい教室で帰り支度をしていたら美奈子ちゃんに話掛けられた。
夏休みは、お家で読書をする予定ですが…。
何か用事でもあるんでしょうか?
首をキョトンと小さく傾げる。
そのまま、ん〜と考えをまとめていたら美奈子ちゃんがニヤニヤ口元を緩め耳元で小悪魔の囁きを…。
「秋山とデートしないの?」
当たり前のように私の腕を突いて、梓くんと会話をしてる楓くんをまじまじと見ながら聞いてきた。