はう! 「もういい!帰る」 「わっ…!歩くの早い、です」 「楓?」 ズイズイ歩き出す楓くんの後を同じ歩幅で付いて行く。 強く握られた手に違和感を覚えても全然嫌じゃなくて。 幼なじみに戻れて良かったです。 仲直りできて…安心しました。 両手から伝わるちぐはぐな温度に胸が、きゅぅっと締まり… 心の奥底で何かが変わる予感がした―― *文学少女に強引な××を*