ドキ…ドキ
速まる鼓動が加速して一気に熱さが体に染み込む感覚。
隣にいるだけで息ができないし息の仕方を忘れてしまうほど、彼に意識がつい向いてしまう。
何も言わず本をめくる一つの仕草でさえ私の心を捕らえて仕方ない。
想いを寄せている私のこの気持ちを知らない梓くん。
"好き"だとは言えない。言っちゃいけない。
なぜなら今まで積み上げてきた"幼なじみ"だと言う強い絆が私の一言で崩れ落ちてしまうから。
楓くんにも気づかれちゃいけない気持ち――…
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