「……ゴメン。なんか邪魔だった?」


「いっ、いえ!!大丈夫ですよ」



ブンブン手を振り楓くんに同意を求めたが当の楓くんは、ムスッとあからさまに嫌がっていて。


梓くんと楓くんの二人を交互に見て、うっとマズい表情をこっそりしたんだ。



どっ……どうしましょう。

梓くんは気づいてないかもですが。

楓くんは梓くんに対抗意識を剥き出してます。

でもなんでそんな態度を取るのでしょうか…??



う〜ん、と言ってしまいそうな口を閉じて悩み悩んで。



わかりません。



出た答えに一人ガクッと肩を落とす。