場所は冥界。隊館。総隊長様から11隊長閣(副隊長まで)の人が住んでいる屋敷のような場所である。

「黒次さん!?」

孫紛が隊長の2隊の副隊長の菅原である。

「なんだ、騒がしいな」

「孫紛隊長の通信機からノラらしき人物から連絡がありました」

「それはいつの事だ!」

「ついさっきです!」

「内容は?」

「それが…」

そう言って管原はノラが言っていた事を黒次に説明する。

「分かった。私は総隊長様に報告をする。君は今の状況をもっと詳しく調べろ!」
分かりました、と言って管原は戻っていた。

私は総隊長様がいられる場所に急いで向かった。

しばらくして、総隊長様がいる場所に辿り着いた。

「失礼します。総隊長様、ご報告が」

「なんじゃ、黒次。」

総隊長様。正しい名前は、倉火諸類様。みなは、倉火総隊長様と呼んでいる。胸くらいまで伸びた白い髭が印象的である。

「2副隊長からのご報告です。ノラらしき人物から連絡がありました。」

倉火総隊長様の顔に眉間にシワをよせて言った。

「なんと言っておった?」

「それは…」

管原から聞いた事をさらにまとめて倉火総隊長様に言った。

「…山下よ、臨時総会を開く。警告せよ。」

はい、そう言って山下1副隊長が部屋を出ていた。
山下副隊長。倉火総隊長も認めた実力者である。

「状況は分かった。黒次。人間界に向かえ」

「分かりました」

そう言って倉火総隊長がいた部屋を出て、孫紛と亜美達がいる人間界に向かった。