サラキの力 ~The terrb power~

あれから時はすぎ、昼休み。

「遅いな、誘ったのはそっちのくせに」

「ごめんなさいね、高等部は屋上まで少し遠いんだから」

「はいはい」

屋上にいるのは、メールで私が呼び出したからである。なんか龍も話たかったようなので、お互いに都合がいいらしい。

「今日、感じた…よね?」

「おもいっきりな、あの時、削地と一緒にいた奴の霊殺か?」

「たぶんね…今日、孫紛さんが来ると思うから、話てみる」

「分かった…あのさ…」

その時だった。屋上に繋がるドアを開く音がした。見てみると、削地がきた。削地も私達を見ると、開けたドアをすぐに閉めた。それから、階段を降りる音がしたので、たぶん教室に戻るのだろう。

「で、なに?」

「なにって?」

龍がいかにも?が沢山浮かんでいるという顔をしていた。が、すぐに思い出した。
「ああ…あれは最近、悪魔でないだろ?その理由知ってるかを聞きたかっただけだ。実際は知ってるか?」

「知らない…一応シカ達にも言うわ。孫紛さんにも」

そして、昼休みの終わりを告げるチャイムが学校中に響き渡っていた。