サラキの力 ~The terrb power~

時計は1時間目が終わった時刻をさしていた。俺は、1人あいつの事を考えていた。あいつとは、削地の事である。
そして、朝に亜美が突然言われた。

「あっそうそう、削地君は悪魔と悪魔払いのハーフだよ。まあ、どちらかと言えば悪魔の方が強いみたい。」

それを聞いて少し納得した。なら、悪魔に近い霊殺の感じだったのが分かる。

そんな事を考えていると、魔等と珍しくマスクをしている秀がきた。

「龍、次移動教室だぜ。準備しねーのかよ」

そうだ。次が移動教室だという事を忘れていた。準備をしながら、秀に目を向けて見る。やはり少し風邪ぎみのようだ。せきこんでいる。

「龍、行くぞ!」

「待ってくれよ、魔等。」

そう言って、魔等と秀を追うように教室を出て行った。
そこで、少し前に削地がいた。削地は誰かとメールで連絡をとっていた。相手はさすがに分からないが、俺達と重要人物と連絡をとっているのは確かだった。
あの削地といた強力の霊殺を背後で感じたのだから…