「彩乃何言ってんだよ!喜人いなかったらどんだけ大変か…」


「そうだぞ!お前らだけに店任せるわけにいかないだろ!!」



一瞬の出来事だったので、私は何が起こっているのか理解するのにかなり時間がかかった。


え?

それってつまり…


「だからぁ…。この先3日間はよっしーにお休みしてもらいます!!お店の方は私と将に任せて!!大丈夫!なんとかなるから!!」


「「だから勝手に…」」

そう二人が言ったとき、ボキボキと何かが割れるような音が聞こえた。


「将、よっしー…。せっかく沙弥ちゃんが来ているのよ?本来はあと2年間会えなかったのに今いるのよ?
それなのになぁに?よっしーは彼女にデートのひとつもしてあげないで仕事?将は親友の手伝いもしてあげないんだ…。へぇ~…」


え…
えぇぇぇぇ!!??

これがあの彩乃さん?

優しくいろいろ教えてくれた彩乃さん!?


ダークオーラがハンパないんですけど…