「はい、終了~!!」
そう言って突然私の部屋に入ってきたのは…
今1番会いたい人…
ブラウンだった。
部屋に入ったブラウンは私の腕を掴んで私を後ろから抱きしめた形になった。
「ひゃぁ…」
ち、近い…。
「だっ誰だよ!!!何勝手に…」
「勝手はお前だろ?リオン・サーテンさん♪」
ブラウンの息が顔にかかる…。
「なっ…。なんで俺の…」
「お父さん、社長さんなんだそうですね、サーテン自動車メーカーの。
でも息子がこんなことしてたらねぇ~。会社、つぶれちゃういますね」
「お前…何言ってんだ?サーテンの威力わかってるのか?ふっ…。お前なんかすぐにどうでもできるんだぞ」
「へぇ~。そりゃあすごいですね、お金って。だからキャシーを犯したと?」
「ふんっ。キャシーは俺のものだ。犯しただと?人聞きの悪い…。愛したんだ。
それにキャシーだって俺のことを愛している。そうだよなぁ?」
ニヤッと笑ってリオンがこっちを見た。
逆らえばどうなるかわかってるよな、
と目で言っていた。