伝える ~Heart to Heart~



「ちょっ…喜人さん!これ…?」



「え?俺のモノっていう証拠だけど?なんか問題ある?」



「えぇ!?ちょっと…ありまくりじゃない!!恥ずかしいって…。首赤いし…」



「いいじゃん。じゃあ全身赤くしちゃう?」



「な…喜人さんのバカぁー!!」



私は喜人さんをポカポカ叩いた。


なんでそんなこと平気で言えるのよぅ…。




「あのさ~…。俺ら忘れてね?」



杉田さんが切り出した。




あ…。



完璧忘れてた…。



いや、喜人さんでいっぱいになってた。