え…。


えぇぇ…!?



そ、そ、それは、まさか…。



「沙弥食べたらうまいんだろうな~。どんなケーキよりも甘いんだろうな~」



そう言って喜人さんは私の耳をぺろっと舐めた。



「ははは反則!!み、耳反則…!」



「ん?何?耳じゃなきゃいいの?」



そういう問題じゃなくてっ…。



「もう夜だし、ここ外だしっ…」



「じゃ家帰ったらやるか…」




だからそういう問題じゃないんだってば~!!




喜人さんはエスパーじゃないっ!




ドエスパーだ…。