「涼弥!!おはよ~」
(煩いのが来た…。)
おもいっきり嫌な顔をした涼弥を
全く気にせず抱きついてきた男。
栗色の髪にクリクリの大きな目
細い身体に色白の肌をした可愛い系男子。
彼の名前は、森潤(モリジュン)。
今、イチオシのアイドルグループ
topの中心メンバーの1人だ。
何故か涼弥は潤に、なつかれてしまった。
「昨日のテレビ見てくれた?ねぇ?ねぇ?」
「…見てない。」
「えー何で何で?見てって言ったのに…」
と、大きな目をうるうるさせる潤。
(あー…やってしまった。こうなると潤、なかなか機嫌治んないだよ。
…仕方ない。ホワイト涼弥だな。)
「悪い。昨日、仕事だったんだ。
今度は見るから。…ごめんな?」
そう優しい声で涼弥は言い、潤の頭をポンポンとたたいた。
「絶対だよ?約束!!」
「うん、約束。」
涼弥はニコッと笑う。
(あー…久々でかなりキモい。
でも、潤にはホワイト涼弥なんだよなぁ)
