恐る恐る視線を滑らせると、あごの先から喉元の辺りまでの素肌が滑らかに光る。あの一瞬、白無垢に見間違えた白のブラウスは静かに波打っている。
その胸。昼間、正面から向かい合ったときには水着でもよく分からなかった、その胸のカタチ。横から見ると、優しく膨らんでいるのがよく分かる。お世辞にも、ウソでも大きいとは言えない。だが、その小高い丘をなす二つの膨らみは、憲治の目を釘付けにした。
欲情とも違う。
憲治は自分の感覚がおかしくなった様に思えた。
音楽。音楽を「見ている」。
その胸。昼間、正面から向かい合ったときには水着でもよく分からなかった、その胸のカタチ。横から見ると、優しく膨らんでいるのがよく分かる。お世辞にも、ウソでも大きいとは言えない。だが、その小高い丘をなす二つの膨らみは、憲治の目を釘付けにした。
欲情とも違う。
憲治は自分の感覚がおかしくなった様に思えた。
音楽。音楽を「見ている」。



