「ここらへんでいいよ!」

「りょーかいっ」


近くにあったコンビニに飛鳥は止めた。


そして、「ちょっと待って」といったあと、あたしの好きなミルキーチョコを買ってきてくれた。


「これで元気出せよっ」

「…ありがとう飛鳥っ!」

「お礼はいいから早く行け!せっかく送ったのに遅れたら意味ねぇだろ?」

「あ、そっか!ありがと飛鳥!ばいばい!」


あたしがそう言ったあと飛鳥はすぐに行ってしまった。


てくてくとミルキーチョコを味わいながら歩く。


なんか緊張してきちゃった。


一緒に暮らす子、喋りやすい子がいいなー。


同い年かな?


年上だったら香織先輩みたいな才色兼備のお姉さんがいいなー!


香織先輩は本当に憧れるっ!


怖い人だったらどうしよう…?


ヤンキーとか本当にむりっすよ。


ひきこもりとかも嫌だけど…。


あーっ!


なんかドキドキしてきちゃった。


あれ…?


あそこに迎えに来るんだよね?


じゃあ、あそこにいる可愛い女の子が一緒に暮らす子?


えっ!


むちゃくちゃ可愛いー!


あんな可愛い子と一緒に暮らすなんて、むちゃくちゃ癒されるじゃん!


「…美浦ルナちゃん?」