ひたすらイルミネーションを見ている朱音、 そんな朱音の雰囲気が さっきとは違うことに気がついた 「朱音、どうした……?」 俺がそう問い掛けると 朱音の表情はどこか悲しげになり こちらに体を向けた 「特別な存在って…… 何なのかな……?」 朱音が顔色、一つ変えず俺に言ってきた どういう事だ? 「特別な存在……」 俺は声に出して考えてみた そんな事は簡単にわかる事だ ちょっとタイミング違うけど ここで言うしかない