『か、海斗くん…』 『!?』 『こ、これ貸してくれてありがとう!!』 物凄い勢いで腕出してきたのはビックリした。 『そ、それと…か海斗って…呼んだよ!!じゃあっ』 『あ』 もうダッシュで走って行っちゃった…。 早すぎだろ…。 学ラン…洗ってある。 あ、紙が挟まってる。 里梨です! 学ラン貸してくれてありがとう。 たったこの言葉で気持ちが晴れやかになった。