「…貸してもらった」 「誰に?…彼氏?」 「いや…クラスメイト」 「イケメン?」 「うん、爽やかイケメン」 それから、彰兄の言葉を無視して、自分の部屋にこもった。 学ランをハンガーに掛けて改めてマジマジと見てみた。 ………ちょっとぐらい良いよね? あたしは学ランを手に取りおもむろに来てみた。