「…って思ってるあたしって変かな…」



変じゃない。
俺もそう思ってる。



「変じゃない…俺も里梨が好きだからキスしたくなる」

「あたしも…」




ちょっとためらいながらしたキスはお互いに顔が真っ赤だっただろう。




「やっぱりキスって照れるね」

「そうか？」

「そうだよ〜」

「里梨がもっと大人のキスになれるまでの我慢だな」

「我慢？なにを？」



まだまだ、成長途中の俺達でも、これから先二人だったら、乗り越えられる気がする。