「あ、紫にこれ」 「え?なにこれ?」 「アロマキャンドル」 「いやいや、なんで紫に?」 「彼女出来たから」 里梨と選んだアロマキャンドル。見るたびに里梨の顔が頭に浮かぶ。 「じゃあ、紫に渡しとく」 「ん…」 愁がアロマキャンドルが入った袋をくるくると回していた。 「ね〜そこのお兄さん!今暇?」 シカトして、ショッピングモールをでた。