チャイムが否定したい言葉をさらっていった。 物覚え悪いのに… 主役とか…ありえん!! ただ、もう断れない この伸ばした右手の居場所が … … ………見つからない。 「それで・・・お姫様役か~。」 分厚い本を開きながらそう私にいう光圀先生。 私は、先生に白雪姫役になってしまった経緯を軽く説明した。