「うッ…せ、先生…ん・・・ゥ、ヒック。」



「もう一度言うわ…
あなたは生徒で、光圀先生は教師なの。

…許されないのよ。

たとえ隠し通しても、いつかバレるわ…。
もう、諦めなさい。」



それだけ言うと、先生は部屋を出て行った。



空っぽになった部屋…



かすかに香る先生のにおいが、先生を求める。

「ねぇ?どこにいるの?」


そう出た質問は、行き場のないまま消えて行った…



先生がもうここにはいないと




私に言い付けるかのように