「ってか、生徒に恋するとか俺も未熟な男だよな…。」 ため息が寂しさを呼び寄せる。 カレンダーをのぞけば、文化祭まであと3日…。 気が狂ってしまいそうだ。 俺があいつと出あったのは…あの日眼鏡を拾ってくれたときだっけ…。 あの時は、特に何も思ってなかったけど… 毎日この部屋に来るようになって、 自分でも気づかないうちに、愛おしく思うようになった。 「…はやく、終われよ。文化祭なんて。」