「あなたが…王子様?」 私は最後のシーンのセリフを言った。 ケンタは始めイライラした顔で私を見ていたが、少しすると一生懸命セリフを探していた 「王子?」 少し笑いながら、そうはやし立てると 目の色を変えてケンタが言った 「・・・俺と、付き合ってください。」 廊下に黒い影が見えた気がした だけど、そんな事以上に…… セリフじゃないケンタの言葉に耳を疑い続けた