「荷が重いよ~。」 丸い小さなイスに座り、 足をブラブラさせつつ消極的な言葉ばかりが口から飛び出てくる。 「ま、最後だしいいんじゃないの? お前のお姫様姿も、なかなか面白そうだし!」 そういった先生の声は、どっか笑ってた。 顔もなんかニヤニヤしてるし、言葉じゃ笑わないけど… 「面白いとか、そんな問題じゃないって! …先生は見る側だからそーやって言うんでしょ!」 「ま~、見る側なのは確かだけど… ってか、何処まであの話実写かすんの?」 先生は本を閉じて、眼鏡を外した。