「お前のマンションに入っていくのを見た人間も居る…」



「・・・」


祐早斗さんの顔が会長に詰られてゆくうちにだんだん…蒼白していく。



「それは…………」


「それは?」


「染中君は…栗原の恋人だからです!!栗原も同じマンションに住んでるん
ですよ。なあ~栗原」


何の前触れもなく私は栗原さんの彼女にされてしまった…


そして相槌を求められる栗原さん。



「・・・私と染中さんは結婚を前提に同棲してます…会長」



いつも変らないポーカーフェイスで栗原さんは会長に返した。