「何でこんなコトになったのかな!?俺にとっては自慢の親父だったのに…」


「・・・」
金ズルにされてもレンはお父さんを慕っていた。



「親父には酷い目に遭ってるんだろ?」
祐早斗さんがレンに問いかける。



縁を切っても誰も文句は言わないと思うよ。
レンは十分…頑張ったと思っている。



「・・・皆から見れば…そうなるかな!?でも俺にとっては恩師だ。親父が芝居や踊りを俺に教えてくれた…芝居や踊りを教える時は一滴も酒を飲まなかった…キチンと素面で俺に仕込んでくれた」



「レン!?」


「でも…なんで薬物なんかに・・・」



レンは俯いて涙を零す。