「・・・俺とお前は晴れて…秘密の仲じゃあなくなる…喜ばないのか?」


「そんなトコまで話が進んでるなんて…」



祐早斗さんは私のリアクションに不満げな様子。



「・・・レンのコトが気になるか?」


「・・・」



「レンとお前…何かあったのか?」



祐早斗さんは私の両肩に手を乗せて…私を真っ直ぐに見つめる。



僅かに差し込む水銀灯の明かりだけが…車内を照らす。




不安げに揺れる祐早斗さんの二つの瞳。