目を覚ますと…私はベットに眠っていた。



「驚きましたよ…染中さんが…部屋の前で眠っているんですから…」



この部屋の主は…栗原さん。



「すいません・・・勝手にお邪魔しちゃって・・・」


私は慌てて、身体を起こす。



「別に寝てて構いませんよ」


「でも…」


私はベットから下りた。



天井まで続く本棚にはびっしりと本が詰まっている。


どれもタイトルの難しい本ばかり。


その上…何台ものパソコンが無造作に積みあがっていた。