会社は盆休み。


栗原さんは引越しの為…片付けに追われていた。



「本当に辞めるんですか?」


「ええ~まあ…でも芦沢君が秘書なるんでしょ?彼も有能ですし…俺の後釜としては大丈夫ですよ~」


「・・・」


「染中さんだって今では立派な秘書でしょ?社長の片腕となって助けて上げて下さい」



「え、あ…はい」


片腕になるのは私自身…まだまだだと思うけど…


栗原さんが居なくなっちゃったら…私がいちばん…古株。
そう思うとしっかりしないといけない!!



「栗原…」


祐早斗さんが部屋に入って来た。