「・・・お前どうして来たんだ?飽きたから行かねえって言ってなかったっけ?」



「俺一人仕事するのイヤだし…それに今年で最後だろ?」


「そうだか・・・」



耶刃常務の仕切りでジンギスカンを焼き始める。



「食べてる?」



隣に座る小畑先輩が私の空のグラスに瓶ビールを注ぐ。



「はい・・・」



「しかしどうして?相馬さん…総務部のテーブルに行っちゃったの?」



「それは花蓮はお前が嫌いだからだ…小畑」



「ハァ!?本当ですか?常務」



「冗談だ…あまり怒るな…眉間のシワ増える」