「変なモノって何ですか??」


後部座席に座る私に振り返って不敵な微笑を浮かべる栗原さん。


「見てのお楽しみです…♪」


その言葉のニュアンスで余計に気になった。


「何ですか??はっきり教えてください…」


「時間ありません…早く起こしに行って下さい…染中さん」



「・・・」


私は仕方なく…車を降りる。