今の社長室は私にとって居心地の悪い空間。


常に有澤先輩の視線を感じてると言うかーー…


まだ…祐早斗さんにはバレてないけど。


ともかく息が詰まる。


私は栗原さんから書類を受け取って…社長室を出て行った。


すぐそばにある耶刃常務の居る常務室。


「!?」


「ん…ああっ…すげぇ…いい…」


耶刃常務のキモチ良さそうな声が中から聞こえて来る。