オレンジの景色。



「はじめっ!!」


先生の合図で一斉に名前を書いた。


『うわ…』


ワークでやった問題ばかりだった。


わたしは夢中で問題を解いた。


数学でこんなにペンが動いたことはない。


ふと先生を見た。


目があった瞬間先生は、いつもの笑顔で微笑んだ。


集中するために、また問題に目をやった。


あっと言う間に50分間が過ぎた。


「綾、どうだった?」


「それが出来たのよっ!!」


「凄い良かったじゃん!!確かにずっと手動いてたしねっ」


「あっ、見てたの?」


「だってわたし早く終わっちゃったもん〜」


「…自慢。」