オレンジの景色。



何時間か集中していたのかもしれない。


時計を見ると、針は6時を指していた。


「やばっ!!」


わたしが慌てて片付けをしていると、図書室のドアが勢いよく開いた。


「せっ、先生!?」


「良かったぁ…」


先生は少し息が荒れていた。