いつも、窓から見えるのに、今日は先生の姿がなかった。 「玲奈先生、森下先生知りませんか?」 「んー、ごめん、ちょっと分かんないかな。」 「ありがとうございました…」 どこ行ったのかなあ… わたしは帰る気分にならず、初めて図書室に行ってみた。 入った瞬間、静かな空気が流れた。 「ここで勉強しよ…。」 適当に座り、またワークを広げた。