「綾、数学良かったね!」


真優がにやにやしながら言ってきた。


「真優のおかげ〜!!」


「あ、早く職員室行こうよっ!!」


「んでもいるかな…」


「そんなの行ってみなきゃ分かんないでしょ!!」


真優がわたしの手を引いて、思いっきり階段を降りた。