「いきなりチェックでもいいの?」


「えっ!?」


真優がガバッと起き上がった。


「まあ、今回は多目に見るけど、次寝てたらチェックね。」


「…はい。」


真優はふてくされながら、ワークを開いた。


「はい、綾は…OKね。」


「あ…ありがとうございます…」


先生は、チラッとわたしを見て横を通りすぎていった。


「何で真優とかわたしの名前知ってるんだろう…」


心の中で呟いてみた。